Android Payとおサイフケータイの利用の違いとは?

Android PayはGoogleが提供するスマホによる電子マネーやポイントカードの決済サービスのことです。

iPhone利用者にとって、Apple Payの提供は非常に大きなサービスにつながりましたが、Androidスマホを利用している人に対する「Android Pay」の提供はそれほどの反響がありません。

その理由は、すでに「おサイフケータイ」というサービスが存在しているからです。

そうなると、Android Payの必要性はあるのでしょうか?

Android Payの利用の手順は?

Android Payに電子マネーやポイントカード、ギフトカードを登録すると、店舗での買い物時に電子マネーで支払いをしたり、ポイントカードにポイントを貯めたりすることができます。

登録できるサービスは「電子マネー」・「ポイントカード」・「ギフトカード」です。

Android PayはGoogle Playストアからダウンロードしてインストールできます。

ただし、おサイフケータイに対応していない端末や、Android4.4以前のOSではAndroid Payのインストールはできません。

Android Payに登録できる電子マネーとポイントカードは?

Android Payで利用できる電子マネーは2017年1月時点では楽天Edyしかありません。

ただ、今後対応できる電子マネーを増やしていく予定になっています。

なお、すでにおサイフケータイで楽天Edyを利用している場合は、楽天Edyの情報が共有されます。

その為、Android Payで支払うことができれば、既存の楽天Edyのアプリ(おサイフケータイ)で支払うことも可能です。

●楽天Edyの登録

  1. Android Payをインストールします。
  2. Android Payで使用するGoogleアカウントを選択します。
  3. 画面に「電子マネーを追加」・「店舗のギフトカードを追加」・「ポイントプログラムを追加」が表示されるので、電子マネーの追加を選択すると、楽天Edyの画面に変わります。
  4. 「EDYカードを作成」ボタンをクリックすると、楽天Edyの登録が完了します。
  5. ちなみに、現在は登録するだけでサービスとして400円がチャージされています。

ポイントカードの登録は2017年1月の時点では「楽天ポイントカード」・「TOHOシネマズポイントカード」となっています。

楽天Edyと楽天ポイントカードを登録すると、サークルKサンクスのように楽天Edyと楽天ポイントの両方の加盟店では、楽天Edyの利用ポイントと、楽天ポイントカードの提示ポイントの二重取りが可能です。

androidpay-1

Android Payに対応している楽天Edyはおサイフケータイでも利用できます。

そもそも、Android Payはおサイフケータイに対応していないサービスを利用することはできません。

従って、おサイフケータイで利用できないサービスをAndroid Payで利用できるということはありません。

今後、Android Payがどのようなサービスを提供するか未知数です。

しかし、現状ではおサイフケータイ以上の明確なメリットが見られるわけではないので、利用する必要性は無いと言わざるを得ません。

Android Payのサービスがもっと発展してからの利用スタートでも遅くないでしょう。

おサイフケータイのサービスはどんなもの?

では、すでにAndroidやガラケーでの利用が普及しているおサイフケータイのサービスはどんなものか?簡単に説明します。

おサイフケータイでは主に楽天EdyやSuica、WAON、nanacoなどの電子マネーサービスが利用可能です。

おサイフケータイを利用するには始めに各サービスへの登録が必要です。
手順は以下のように簡単です。

●おサイフケータイの登録

  1. 「おサイフケータイ」のアプリ(アプリが搭載されていない場合は無料でインストールできます)を起動します。
  2. メニューから利用したい電子マネーのサービスを選択します。
  3. 選択した各サービスに登録します。登録方法は画面の指示に従うだけです。

おサイフケータイはアプリをインストールしておけば、コンビニではSuica、マツモトキヨシでは楽天Edy、イトーヨーカドーではnanaco、イオンではWAONと自由に利用する電子マネーを選択できます。

なお、JR東日本のモバイルSuicaであればショッピングでの利用の他に、改札機にかざすだけで全国のJRや私鉄に乗ることができます。

また、定期券を付帯させることもできますし、新幹線の切符やグリーン車の利用券も購入できます。

ちなみに、ポストペイ式のiDやQUICPayで利用した場合は、紐付けしてあるクレジットカードに代金の請求が行きます。

そして、おサイフケータイのメリットには残高や履歴をすぐその場で確認できるということがあります。

これはICカードには無いメリットであり、使う前に残高を確認できるため、精算時における残高不足という事態を避けられます。

電子マネーの他にも、「JALタッチ&ゴーサービス」や「ANA Skipサービス」など、飛行機への搭乗が簡単にできる機能などがあります。

●JALタッチ&ゴーサービス
スマホアプリから航空券を予約・購入し、座席を指定します。
出発日に空港に着いたら、保安検査場のリーダーに「タッチ」、搭乗口のリーダーに「タッチ」、後はそのまま飛行機へ「ゴー」というサービスです。

●JANA Skipサービス
「JALタッチ&ゴーサービス」のANA版です。スマホがあれば、チケット無しで飛行機に乗れます。
事前に「ANAマイレージクラブ」への入会が必要です。

最近では、マクドナルドやヨドバシカメラなど、会員証やポイントカード代わりにおサイフケータイが利用できるようになっています。

iPhoneは利用不可

おサイフケータイはソニーの開発した「FeliCa(フェリカ)」というNFC(非接触ICカード技術)が利用されているため、FeliCaを搭載していないiPhoneでは利用できません。

従って、Androidのスマホに限定されます。

一応は、「おサイフケータイジャケット01」と呼ばれる機器を装着すると、iPhoneでもおサイフケータイの機能が利用できるようになります。

ただし、現在はApple Payがあるので、iPhoneの方がおサイフケータイにそこまでこだわる必要はないと思います。

あっきー

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