ネット専用プリペイドカード「Vプリカ」は便利なのか?
- 2018/2/5
- プリペイドカード
- 2 comments
最近はプリペイドカードを利用することが一般化していますが、そのプリペイドカードの中に実店舗ではなく、インターネット専用として使うものの一つにVプリカがあります。
Vプリカは、ライフカードが発行するネット専用のVISA付きプリペイドカードです。
2011年に販売が開始されてから、現在まで累計755万枚(2016年3月の情報)発行されています。
Vプリカはどんなカードなのか?
Vプリカの契約には、クレジットカードのような審査や実物のカードはありません。
その為、契約後即発行となっています。
インターネット上にあるVISA加盟店なら世界中どこでもクレジットカード同様に利用ができます。
Vプリカは、「クレジットカードが持てない」、「ネットサイトにクレジットカード番号を登録したくない」、「クレジットカードは使った金額が分からなくて嫌だ」という人に利用されています。
年会費は掛かりませんが、購入時に200円の手数料がかかります。
Vプリカは、コンビニでVプリカギフトとして購入することも可能ですが、その際も250円手数料がかかります。
また、3カ月間Vプリカにチャージされた金額を利用しないと、休眠カード維持費という管理費を1カ月につき125円(税込)がカードのチャージ残高から引かれます。
ただし、休眠カード維持費はVプリカに茶事されている金額がなければ、3カ月間利用しなくても125円引かれることはありません。
Vプリカにチャージした金額はなるべく忘れないうちに使い切った方が良いといえるでしょう。
Vプリカはバーチャルのプリペイドカード?
Vプリカは実店舗では使わないため、通常のプリペイドカードのようなプラスティックカードが発行されません。
これからそういったカードレス利用でのカード契約は増えていきます。
少し前話題になった、仮想通貨のカード版。というようにイメージしていただくと良いと思います。
実際、仮想通貨の代名詞であるビットコインがVプリカに交換できるサービスも2016年10月より開始されています。
ただし、なにもバーチャルだから普通のプリペイドカードと勝手が違う事はありません。
一般的なプリペイドカードと同じく、Vプリカで利用したい金額をチャージして、何かの支払い時にVプリカを指定して利用するだけです。
プリペイドカードの基本機能は、事前にチャージした任意の金額をカード決済で利用できるというものです。
その為、使いすぎてしまわないようにチャージ金額を自制することが可能な点が、利用者に好まれています。
Vプリカとクレジットカードとの違いは?
Vプリカはプリペイドカードですから、お金で購入した金額分しか利用できない事は先述した通りです。
従って、クレジットカードのような信用買いをしないことから与信の必要が無いため、審査がありません。
加えて、未成年でも18歳以上であれば、誰でも利用できます。
オンラインゲームなどの課金の決済に利用できるため、例えば、親が購入したVプリカを子供に与え、チャージされている金額分だけ遊ばせるということもできます。
また、Vプリカの登録はクレジットカードと違って、本人確認書類の提出や銀行口座は不要です。
登録時に名前の入力が求められますが、ハンドルネームで構わないため、匿名での取引が可能になります。
これはVプリカがネット利用に特化している特徴といえるでしょう。
カード番号も新しいVプリカを購入すると番号が変わることから実質使い捨てと同様であり、クレジットカードのように悪用されるという不安がありません。
番号の流出が心配であれば、Myページから簡単に番号を変更することができます。なお、電話番号でのSMS認証だけは必要です。
Vプリカはクレジットカードより安全か?
Vプリカを使わない時はMyページでセキュリティロックをかけておけば、不正利用を防止できます。
Vプリカの購入・利用ごとにメールで連絡してもらう「メール配信サービス」も備わっているので、覚えのない支払い連絡が来た場合、すぐ問い合わせるという事が可能です。
さらに、VISA認証サービスの3Dセキュアにも対応しているため、本人認証無しには決済できないセキュリティの高いサイトでも、Vプリカ決済が可能となります。
また、Vプリカは残高を3カ月残しておくと手数料がとられますから、基本的に利用者の方は最低限必要な金額しかチャージしない事でしょう。
その為、万が一不正利用されたとして、クレジットカードのように手元にありもしない高額を利用されてしまうリスクが低いといえます。
Vプリカの購入方法と手数料について
Vプリカはコンビニとネットで販売しており、手数料(基本200円)を加えた金額で購入します。
そして、アカウントを作成してコード情報を入力すればその日の内に利用できます。
Vプリカは10枚まで保有することが可能であり、複数のVプリカの残高を合算することで、最高10万円まで買い物ができます。
額面金額 | 購入時支払い額 | 手数料率 |
---|---|---|
2000円券 | 2200円 | 10% |
3000円券 | 3200円 | 6.7% |
5000円券 | 5200円 | 4% |
7000円券 | 7280円 | 4% |
10000円券 | 10390円 | 3.9% |
- ①Vプリカの公式サイトにアクセスし、「アカウント開設」をクリックすると利用規約が表示されます。必要項目にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
- ②メールアドレスを入力します。すぐに登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
- ③次に、トップページにある「ログイン」からログインし、表示された画面にある「コード入力」をクリックし、コンビニで購入したVプリカのコードを入力すれば終了です。
インターネット(Myページ)で購入する場合は、500円券から30000円券まで8種類があります(コンビニ同様、手数料は必要です)。
ただし、、発行会社であるライフカードのクレジットカードで購入した場合は手数料が無料となります。
Vプリカを購入すると、Myページには購入したVプリカのカード番号・有効期限・セキュリティコード・カード名(ハンドルネーム)が表示されます。
- ①Vプリカの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。その後、Myページにログインして「Vプリカ購入」を選択します。
- ②そして、購入するカード券種とカードデザインを選択し、カード名(任意・アルファベット18文字以内、スペース無し)を入力して支払い方法を選択し、「次へ」をクリックします。
- 後は画面の指示に従って手続きするだけです。
時に、カード名に関して、Vプリカを利用する際にネットサイトで姓と名の区切りを指定された場合は、適当に設定しても問題はありません。
Vプリカは有効期限とポイントなしがデメリット!?
Vプリカの口コミなどで特に多いデメリットとして、有効期限とポイント還元の2点が挙げられます。
Vプリカの有効期限は金額のチャージから1年間となっており、それを過ぎると残高があっても消滅してしまいます。
ところが、庫のデメリットに関しては、新しいVプリカを購入して古いVプリカの残高を移行するという対策がとれます(Myページで手続き)。
また、Vプリカの端数の残高を消費してしまいたい!という場合には、15円から購入できるAmazonギフト券に換えるという方法が人気となっています。
他にも、カード決済で無印良品で募金をするという方法も端数の使い切りに利用できるようです。
もう一つの、ポイント還元に関しては、Vプリカの場合いくら利用し手もポイントが付与されないのでお得度は他のポイント還元があるカードに劣ります。
もう一つあまり触れられていないデメリットとしては、公共料金や電話料金、プロバイダ料金など、月額・継続契約の利用料金の支払いにはVプリカは利用できない事や、コンサートチケットや航空券など、後日カードの提示が求められる可能性のある加盟店での利用が出来ないことが挙げられます。
Vプリカのおすすめポイントまとめ
Vプリカを利用するメリットはやはり使ったこともない、聞いたこともないネットサイトでの買い物の不安を抱かなくて済むということです。
また、何らかの要因でクレジットカードを利用できない時のネット決済に使うことができます。
クレジットカードのオンライン決済なで情報流出の不安を覚える方は、自身でセキュリティ管理も確認でき、匿名で利用できるVプリカの利用がおすすめできます。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。