auスマホの新料金プランはお得なのか?
- 2018/2/5
- 節約
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auは2017年7月から「ピタットプラン」と「フラットプラン」という2種類の新料金プランの提供を開始しました。
ピタットプランはデータ通信の利用量に応じて料金が自動的に変動し、フラットプランは大容量(20/30GB)で定額です。
そして、この2つのプランのどちらかに加入すると「ビッグニュースキャンペーン」というサービスによって、1年間のみ1,000円/月が割り引かれます。
ピタットプランの料金設定は?
基本通話料金とデータ通信料がセットになった段階制の料金プランです。
なお、最大利用量は20GBになっています。
新規契約・他社からのMNP・機種変更のいずれの場合もピタットプランの対象となります。
ピタットプランの対象端末はスマホ(4G LTE)だけであり、ガラケーには対応していません。
なお、新規購入の「iPhone」も対象外となっています(既存のプランを利用しているiPhoneユーザーは新プランに変更可能)。
ピタットプランの料金形態は、簡単にいうと段階性です。
データ通信の利用量に応じて料金が5段階に分かれており(1・2・3・5・20GB)、自動的に使った容量に対応した料金が請求されます。
つまり、使ったデータの利用量分の料金だけが掛かるため、ムダな料金を支払わずに済むわけです。
従来の料金プランは、あらかじめ自分でGB数を想定して契約するものが一般的でした。
例えば、5GBで設定した場合、月末になって5GBを超えると速度制限が掛かるため、それを解除するには追加でデータ通信量を購入する作業が必要でした。
また、通信料の追加購入は手間が掛かる上に料金が割高なので、財布に余裕がない時は翌月まで速度制限がかかったまま…という経験をしたことがある方は少なくないでしょう。
ピタットプランの通話プランは?
ピタットプランの通話プランは「カケホ」・「スーパーカケホ」・「シンプル」の3種類から選べます。
- カケホ:完全通話し放題
- スーパーカケホ:5分以内の通話し放題
- シンプル:通話時間に応じた従量制(30秒に付き20円)
ピタットプランで料金が割安になる仕組みとは?
ピタットプランの料金が安くなる理由は以下の通りです。
①auスマートバリューの適用
スマホと自宅のインターネット回線(auひかりなど)を同時に加入することで割引が得られる「auスマートバリュー」が適用された料金になっています。
従って、auスマートバリューに加入していない場合はプラス500~1,000円/月が高くなります。
②誰でも割の適用
auでの2年契約(2年縛り)で利用できる「誰でも割」(1,500円割引)が適用されています。
誰でも割が適用されている場合、契約更新月以外で解約若しくは乗り換えをすると、「契約解除料(9,500円)」が発生します。
つまり、誰でも割(2年契約)に加入していないと、通常料金に1,500円/月が加算されるということです。
- カケホ:スーパーカケホの料金に対して、全データ利用料コースで1,000円が高くなります。
- シンプル:データ利用料コース「~1GB」(スマートバリュー割引対象外)以外の全データ利用料コースで、スーパーカケホの料金により500円が安くなります。
従来プランとピタットプランの料金比較
ピタットプランと従来のデータ定額プランにおける月々の料金の違いは以下の通りです。
一見して、ピタットプランの方が従来のプランよりお得そうに見えますが、全ての人がピタットプランの方がオトクになるとは言い切れません。
特に考えなくてはいけないのは、「毎月割」が不適用となる点です。
スマホに掛かる料金というのは通話料や通信料だけではなく、端末の購入代金もあります。
ピタットプランに加入すると、毎月の端末代金から割り引かれる「毎月割」が適用されないため、端末の負担額が大幅に高くなってしまうのがネックです。
仮に、端末代金の支払中に新プランに変更すると、その時点で毎月割が廃止されてしまいます。
ただ、一応詳しくは後述しますが、端末を購入する人に対して「アップグレードプログラムEX」という端末割引サービスが利用可能です。
フラットプランの料金料金設定は?
フラットプランはデータの使用量に関わらず定額になっており、データの使用量を20GBと30GBの2種類から選べます。
使用量が最大容量に達すると速度制限が掛かります。
なお、フラットプランの適用条件はピタットプランと変わりません。
通話プランが「カケホ」の場合は1,000円が高くなり、「シンプル」の場合は500円が安くなります。
ピタットプランとフラットプランどっちがオススメ?
ここまで2種類の新プランの説明をしてきましたが、ピタットプランとフラットプランどちらがオススメか?といえば、やはりスマホの利用の仕方によって変わります。
ピタットブランは、比較的そこまでデータ通信をしないライトユーザーの方にオススメです。
あまりデータ通信をしない方は、常に通信量を意識して使っているわけではない為、データの使用量に差がありがちで使用量の想定がしにくいです。
ピタットプランは、そういったデータ通信量のばらつきに合わせた金額の支払いが出来るので、使わなかった月の支払額が低額に抑えることが出来ます、
逆に、フラットプランはスマホでよくデータ通信をする方、いつも速度制限になってしまう方のような常にデータ通信量を多く使用するハードユーザーの方に向いています。
新プランと抱き合わせ?アップグレードプログラムEXとは?
ピタットプランとフラットプランは毎月割が適用不可のために端末の購入代金の負担が大きくなることから、救済措置として、端末代金が実質半額となる「アップグレードプログラムEX」が提供されています。
どちらかのプランに加入し、端末代金の支払いを48回の分割払いにすることで利用可能です。
そして、支払いの途中で機種変更した場合、残りの支払いは最大24ヶ月分が免除されます。
例えば、48回の分割払いにして、25ヶ月目に機種変更すると残りの24ヶ月分の支払いが全て免除され、実質半額で利用できることになります。
ただし、特典を受けるには月々390円(24回・計9,360円)の利用料を支払うことになります。
ちなみに、2年後の更新月に他社に乗り換えた場合は(MNP)、端末代の残金の支払いを継続しなければなりません。
従って、au以外の端末の利用のあり得る人には適さないサービスです。
アップグレードプログラムEXは対象機種が限定されており、契約後12ヶ月以上使用することが条件です。
また、機種変更を行った場合、以前の端末は返却しなければなりません(返却しないと特典が適用されません)。
新料金プランは非常に格安ですが、利用できる条件が限定されており「毎月割」も適用されないため、端末を購入して加入するケースだとメリットが活かせません。
ただし、常にauを使い続けている人や、月ごとのデータ使用量の一定しない人、白ロムの利用などで「毎月割」が適用されない人には利用価値のあるプランになっています。
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