LINEで通話すると、どうして無料なの?
- 2018/2/1
- 節約
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最近、人気女性タレントの不倫騒動がメディアを賑わしましたが(2016年1月)、その不倫の表に漏れた理由が「LINE」のトーク(いわゆるチャット)です。
近年、LINEを利用している人が非常に多くなっていますが、その理由の一つに電話料金の「無料」があります。
最近はどのキャリアでも「かけ放題」プランがあり、誰に掛けても通話料が無料になりますが、基本料金が月額2,700円掛かります。
かけ放題を利用しないと、1分に付き20・30円も取られます。
しかし、LINEは同じアプリ(無料)を使っている者同士ならキャリアに関係なくすべて無料であり、しかも、世界中のどこからどこへ掛けても料金が掛かりません。
ただし、アプリが必要なためにスマホ専用であり、ガラケーや固定電話には掛けられません。
LINEの特徴は初期設定で名前やメールアドレスなどを入力する必要がなく、スマホの電話番号だけで登録が完了します。
また、「自動追加機能」によって、通話したい相手がLINEアプリを使っているかどうかを確認しなくても、スマホの電話帳に載せている人がラインに登録すると、自動的にLINEの友達ページに追加されます。
LINEが通話無料なのはインターネット回線を利用しているから
ところで、LINEの電話代がなぜ無料なのかをまだ理解できていない人がいますが、LINEが無料なのは電話回線ではなく、インターネット回線を利用しているからであり、インターネット回線に音声データを送り出してやりとりします。
従って、サービス提供企業は電話で使っているような設備や機械を設置する必要が無く、運用コストをかなり低く抑えられます。
それが、無料通話を可能にしています。逆に、専用回線ではないため、音質は一般的な電話と比べると若干劣ります。
また、回線の利用具合によって音声が乱れたり、切れたりすることもあります。
通話無料はパケット定額制だからこそできる
そして、忘れてならないのが、LINEはインターネットのパケット通信を利用するため、パケット通信の料金プランを定額タイプにしておくことです。
つまり、パケット料金が定額だからこそ、無料で利用できるとも言えます。
パケット通信の通話は電話と違い、掛けた側と掛けられた側のお互いに通信代が掛かるため、LINE自体は無料でもパケット代金が膨れ上がり、高額な料金を請求される羽目に陥ります。
なお、常にwi-fiを利用した環境でインターネットをしているのであれば、パケット代金は掛かりません。
LINEは日本の会社が企画し作った「純国産」
利用者にとっては有難いLINEですが、LINEを提供している企業の「NAVER」にとってもメリットが無ければ無料にするわけがありません。
無料にしている基本的な理由は「Google」と同じです。
つまり、NAVERもGoogle同様、企業などから出稿される広告で儲けるポータルサイトであり、知名度が上がることでスポンサーが増えていくことから、LINEをブランドの認知を高めるためのツール(宣伝費)と捉えています。
LINEのアクセス数が上がれば上がるほど、NAVERを利用する企業も必然的に増加します。
また、LINEによって利用者が拡大すれば、LINEに登録された情報が将来の大きな商材につながります。
なお、LINEを開発した企業の親会社NAVERは韓国企業であるため、LINEを韓国産と勘違いされることもありますが、日本の会社が企画し、そして作った「純国産」です。
NAVERは旧ライブドアを買収した企業ですが、日本では「NAVERまとめ」という情報サイトで知られています。
ちなみに、最近はアプリではなく、支払いがプリペイド方式のLINE電話が提供されています。通話料は掛かりますが、キャリアより大幅に低料金になっているのが特徴です。
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